大学生の頃、教会を通じて沢山の出会いを頂きました。全ての出会いは恵みであり信仰の糧である、ということを教わったと思います。そのような歩みの中大学4年生の夏に、ある黙想会に参加させて頂きました。その黙想を通じて出会った箇所のうち、特に心に残っているものを、ご紹介させて頂きます。
まず1つ目は、イザヤ書からの抜粋です。
主であるわたしは、恵みをもってあなたを呼び あなたの手をとった。(イザヤ42.6)
この箇所を味わっていた時、私のイメージにおいて、幼子が母に手をとって貰うような情景が浮かびました。自分自身が幼い頃の原風景がそこには投影されているのかもしれません。「心配しないで、おいで」と、母が無言の内にいつも伝えてくれたメッセージとも繋がるように思います。いずれにせよ、この箇所を読んだ時、何か安心感を得たことを覚えております。もう1つは詩編からの抜粋です。 |