今、私たちは、第二バチカン公会議から50年の節目の時を「信仰年」の位置づけで、一人ひとりの信仰を問い直し、公会議の息吹を自身のものに出来たかを見つめなおす機会とするよう求められています。物質万能の価値観にまみれた私たちは、主の平和の道具とさせていただくために、立ち返る足場がここにあることを、ここに、私たちに求められているテーマである「霊的識別力」を想起します。また、信仰の証人となった日本の殉教者、神山でハンセン病者のために奉職し、真の信仰者の道を示した人々に主が備えられたものは真の識別力なのだと感じます。
「ひと粒の麦」の本質を学び取らせてください。そして、わたしたち一人ひとりの内なるイエスを封じ込める、悪の霊と闘う勇気と力を願い求めたいのです。 |